テーブルの傷

私は自称ジプシーで(笑)過去に何度か引越しをした。
と言っても愛知県内をフラフラリと。

7年ほど前の引越しのとき、手伝ってくれた友人が
とても気に入っていたテーブルの角を壁にぶつけてしまった。
テーブルの角は凹んだ。

それはそれはショックで半年くらい気持ちがブルーに。

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結局その後も引越しや年月で凹みや傷はさらに増えていく。

長野にやってきたある日。そのテーブルに息子(4歳)(当時2歳半)が落書きをした。
昔昔の自分なら相当な勢いで怒ったかもしれない。

でも不思議と怒る気持ちも湧かなかった。

それと連動して幼少期を思い出す。

ご飯を食べるテーブルに熱いお茶の入った湯飲みを置くと
父親にものすごく叱られたことだ。湯飲みの底の輪だちが付くからと言う。

子供心に「好きなように気軽にコップも置けないテーブルなら
私はダンボールの上で食べたい」っと思った。怒られるのが怖くてもちろん心の中で。笑

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7年前の私は間違いなく父親DNAを引き継ぎ、家具類の風化に敏感だったようだ。

その頃に息子がいなくて良かった。
叱りつけて自己嫌悪に陥るところだった。あぶないあぶない。

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7年後の今、凹みも傷もコップの輪だち(轍)も落書きも
全部が好きになっている。

それどころかわざわざ熱い鍋をそのまま置いてみたり
やすりで削ってみたり、風化を急がせたくなる。変な趣向。笑

こうなってくると手放せなくなる。
愛着は想い出。愛着は伝説。

息子が、いつか彼女を連れてきた時、テーブルを指差し
「この子が3歳のときにハサミで削っちゃった傷なんだよ」
と言ってやろう、と企んでいる。(ーmー)

夫に言わせると「どんだけ先の話やねん」

いやいや。あっという間です。

一緒に寝てくれなくなり、手も繋いでくれなくなり
買い物も行ってくれなくなり・・・

おかあちゃんより彼女になるのは、もう、すぐそこ(TエT)

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by soronoki | 2009-02-17 09:36 | * つぶやき

長野県佐久市


by soronoki