タケちゃん。という男

ヤツは、どっからどう見ても単なるヤンキー。(笑)
当時、夫と同じ仕事に就き、仲良くなった。

週末はほとんど一緒に
海に行ったり、バーベキューしたり
麻雀したり((≧∇≦))、いろんなとこで遊んだ、
私にとってカワイイ?(・・・かどうかは謎)弟だった。





高校を中退した島根県から
流れるように名古屋にやってきたタケちゃん。

同じ屋根の下のアパートの隣に暮らし
毎日、仕事から帰ってくるとゲーマーになった。

だらだらとした暮らし。
「なんかイイコトねえかな」が、口癖。

そんな日々から、仲間が別々の場所に引っ越したり
転職したり、結婚したり、で
年齢だけは大人になっていった。

ヤツも例外なく巣立ち、小さな企業に就職した。

残業も一生懸命こなした。
勉強も始めた。

そして!高校中退のレッテルを取り除こうと
定時制に通い、ちゃんと卒業した。

そんなヤツを認める証のように
その会社の係長になって課長になった。

ある日、会社の商品に異物混入でのクレームがあり
お客様宅に向かったタケちゃん。

激怒する親に何度も頭を下げた、という。
そして、「うちの息子が誤って食べたらどうするんだ!
息子に謝れ!」と・・・・・・。

子供だったので「ごめんね!」と言うと
「そんな謝り方じゃだめだ!土下座しろ!」っと・・・・・・。

タケちゃんは小学生の子供さんの前で
「申し訳ありませんでした!」と土下座した、そうだ。


その話を聞いて、私は泣きそうだった。
でもヤツの前では泣きたくない。(笑)
我慢した。

あの短気で女好きで
たぁーけ(名古屋弁では愛情あるケナシ言葉です。(笑))で
どうしようもなかったヤンキータケちゃんが・・・・・・さ。

がんばってんなーって、姉ちゃんは驚いたさ。

―――――――

そして。勉強して勉強してネットワークも広げて
ついに、タケちゃんは30代でそこの社長になった。

中小企業と言えど
大手スーパーのPB(プレイベートブランド)をも手がけている会社。

スーパーに行くと、商品を手にとって
「がんばってるな」と安心して・・・買わずに帰る。(買えよっ!)

いやいや、甘やかしてはイケナイから。(≧∇≦)
長野の売り上げ減ったら、それもまた勉強!Ψ( ̄∀ ̄)Ψ
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by soronoki | 2012-12-27 09:58 | * とあるお話

長野県佐久市


by soronoki