「空き家バンク1位」と本当のところ。
2013年 02月 06日
この佐久市は「空き家バンク」日本一となった。
市町村が紹介する「空き家」情報での契約数のこと。
だから移住者向け&田舎暮らしの情報誌では
「移住者にやさしい町」扱いをしている。
空き家バンク1位=住みやすい町
とは限らない。
行政が住民が増えるように動いていても
町全体、市民ひとりひとりの気持ちに「受け入れ」体制がなくては
いつまでたっても「住みやすい」と大きな声では言えないと思う。
私が移住した数年前は
「空き家バンク」はまだ無かったので
自力で情報収集に走った。
家の賃貸契約の保証人は「長野県民」でなくてはだめという理由で
断られたこともあった。
その頃から比べたら少しずつでも進歩はあるかもしれない。
だけど、この町は排他的。
「よそ者」にはまだまだ慎重だ。
会話の中で共通の知り合いがいると
突然フレンドリーになる人も多い。
もちろん。初めっからそんな壁のない人もいる。
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佐久地方で根っこを張ろうとやってくる若い世代。
この地で腰をすえるためにいろんな可能性を見出そうとしている
人たちがいる。
俄然、応援すべきだと私は思う。
「隣町だから関係ねえ」とか・・・
何でも定規当てて正当化して
目先のことしか見ていないことが多すぎる。
小さな個々を応援することで
町の、村の発展に繋がって行くこともある。
人が人を呼ぶ展開だってあるのだ。
警戒しすぎてバリアを張ると
年寄りばかりの町になってしまうんだ。
若者の持つ「小さくとも力強い芽」を摘んでは駄目だと思う。
その芽はいつかきっと大きく太い幹になる。
そのとき、この地にはその幹の下にある根っこが
あっちにも、こっちにも伸びて
たくさんの枝に無数の葉をつけるのだと。
by soronoki
| 2013-02-06 19:14
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