「魔女」と「草」

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随分と昔。

愛知でのこと。
本屋で「西の魔女が死んだ」という本を手にした時
表紙の色目とタイトルに吸い込まれ
中身を見ずして購入した。





家に戻り・・・・開いたその瞬間から
最後まで一気に読みすすめた。

完璧にその本の中に自分は居た。
大好きな一冊になった。

子供の頃からのイメージの「魔女」は
とても「悪」だった。
だけど、この本以来、私の中の「魔女」は
めざしたい生き方の「手本」となる。


その後、数年経って息子が生まれ
またまた数年だった頃、それは映画化した。

そしてその「おばあちゃんの住む家」は
小説に忠実に再現されたという。

調べるとここから1時間強の場所にあると分かった。

行こうと思った時には冬期閉鎖になり
そのまま数年が過ぎたままだ。

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さらに前、この本に出逢うより前。

占いか何なのかよくわからない(笑)人のところに
ともだちに誘われ行ったことがある。

そこでそのおじさんに
「あなたは前世、魔女の仲間でした」と言われ

「は?」  

絶句しました。(笑)

後から考えると
魔女の仲間で普通の人なのか
魔女の仲間の魔女なのか

わからないじゃん。と思ったけど

どっちにしても「なんのこっちゃ」と
通り過ぎて行きました。

でも、その人に言われた「あること」が
本当に現実となったのに気づきます。

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「あなたはここを離れ、いつか遠くの地にいて
いつも草のことを考えている光景があります」

そのときも「もしもし?」っと、心で言ってしまった。

草のことを考える?
私はヤギか!牛か?と。

おじさんはさらに続けた。
「草を煮るか、草を乾かすか
とにかく日々、草のことを考えている」

都会派20代のちゃらんぽらんだった私・・・
当時、染色やハーブなんて言葉さえも浮かばなかった頃だ。

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それから10数年が過ぎた今
あの時、愛知を離れることすら全く全く全く!
想像できなかった私は
本当に「遠くの地」にいて

そして草のことを・・・・・・・・・

--ー

この森に引越ししてきて出逢ったSさん。
ずっと年上の彼女は「草」に詳しかった。

「これは食べられる草」
「これは酸っぱいけど子供の頃はみんなのおやつだった草」

私とむすっこはいろんな草を知った。
「春になったら、コレとコレとコレを天ぷらやおひたしで
頂けるのよ、苦味が春の知らせ。ふきのとうもそうよね。」

なんてスバラシイんだろう。
今まで足蹴にしていたこの草たちすら愛おしいじゃないか!

それからは、むすっこと森の中で
いろんな草を見つけ図書館で読み調べ「食べた」!(笑)

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とあるとき、夫が転職するかもしれない危機となる。
「危機」と言っても一般人だったらの話。

昔の私なら完全なる「危機」と受け止めただろう。

でもその時、私は転職しないことでストレスを抱える夫自体が
「危機」だと感じた。

だから、先の不安も多少はあっても
くよくよ考えることもなかった。

それよりもむすっこと、いざって時のために
「食べられる草をもっと探そ!」っと
ちょっとわくわくしていたのだった。

そんな自分に驚いた時
私はその10数年前の
「あなたはいつも草のことを考えている」話を
突然、思い出したのだ。

あ。わたし。本当に草のことを考えてる・・・・・。

そうだ!春には、私、草を干してた~!ゝ( ̄□ ̄;;)Ξ(;; ̄□ ̄)ノノ
そして・・・・・
ここに来てからは
草を探して似たり漬けたりしてる~ゝ( ̄□ ̄;;)Ξ(;; ̄□ ̄)ノノ

と。気がついてしまった訳です。(笑)

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人生って、不可思議で面白い。
私はあの頃に比べたら本当に160度くらい変わっている。

住む場所、考え方、買うもの
食べるもの、想うこと、欲しいもの、etc・・・・・

でもひとつだけ、変わってないのは・・・・

20年近く、いつも隣りにおった若者がおっさんに姿を変えて
今日もまた、隣りにおるコトくらいかな。(/ω\*)
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by soronoki | 2013-02-25 18:23 | * とあるお話

長野県佐久市


by soronoki