時(トキ)ぐすり

意味:月日の経過が薬代わりとなること。

「ひにち薬」または「日薬」とも言うそうです。



しげちゃんが不慮の事故で二度と会えない人になって
もうすぐ1年が経とうとしている。

私にとって佐久での「父親」のような人。

やさしくて面倒見がよくていつも笑ってて
みんながしげちゃんのこと大好きでした。

しげちゃんには子供さんがいなかったので
残された奥さんはひとりぼっち。

一時期は毎日顔を見ないと心配になるほど
弱っていて・・・

でもここ最近、手づくなに凝っている様子。
1日が足早に過ぎていくと言う。

モノを生み出す時、集中すると無心になれる。
それが寂しさをも癒してくれるのかもしれないと感じた。

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旦那さんを亡くした、とある人にこの話をした時
「ひぐすり」と「手づくな」の話をしてくださった。

「亡くした現実は変わらないし、寂しさは時に実感するけど
手作りすることと日ぐすりのチカラは大きいのよ。

手作りしてるとね、不思議と楽しい思い出しか浮かばないの。
でも何もしないで家に閉じこもってボォーっとしていると
悲しくなったり嫌な思い出がよみがえったりね」と。

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私は10年以上前に父親が危篤という電話を受けた。
(おかげさまで運が強く今でも元気でいます)

その日は朝早くに母親から携帯電話がなった。
その時の携帯の着信音を私は聴けなくなってしまった。
大好きな歌だったのに、聴くと恐怖がよみがえり
体が震えて止まらなくなった。

でも、息子が産まれ、そして10年が過ぎ
ふと、ラジオから流れた時
ようやく私の耳は受け入れた。

これも「時ぐすり」の効能なのだろうか。
そんなことを数日、考えながら眠る夜。
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by soronoki | 2014-05-22 22:07 | * つぶやき

長野県佐久市


by soronoki