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その季節ならでは、の。

ドイツ発祥のシュトーレン(シュトレン)。

今までいろーーーーーーーーーーーんなお店のシュトーレンを
食べました。

風味いっぱいのドライフルーツがなんとも美味しくて
この時期のおたのしみ。

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ドイツではクリスマスの1ヵ月前にシュトーレンを作ります。

4本のローソクを準備して、毎週日曜日ごとにろうそくに火が灯り
クリスマスには4本全てが明るく部屋を照らします。

シュトーレンは薄くスライスしたものを毎日食べていき
クリスマスには「はい。お終い」っとなるようです。

日本で言うところのクリスマスケーキより主流だそう。

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私はドイツ人でもクリスチャンでもないけれど
こういうワクワクなことは何だって
マネしちゃえばいい、楽しめばいい、と思います。

フランスのお正月でも楽しいケーキがあります。
「ガレットデロワ」です。

パイケーキの中にフェーブというお人形が隠されていて(ケーキの中に入れて焼いてある)
みんなで切り分けて食べた後、口の中にフェーブが入っていた人が
「王様・王女様」となり、その1年は幸福に恵まれる、とされています。

日本でいうおみくじ的な感覚です。ね。

私はお腹に息子がいたお正月にフェーブを見事引き当てました。^^

ガレットデロワ。さてさて、佐久に売っているかな?

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季節ごとに楽しいワクワクがあります。
そんなイベントごとを積み重ねて1年が過ぎていきます。
と、同時に想い出も増えていくもの。

たとえば近年のドイツでは、そのシュトーレンが冬だけでなく
1年中売っていたりしているそうです・・・。

そんなのダメダメ!
いくら美味しいからといって「出しっぱなし」はよくな~い。

その時期にしか食べられないからこそ
食べ物への想いも大きいのです。

「いつでも食べられる」ってしあわせなようで
じつは違うんじゃないか、っと日々思います。

旬じゃない野菜は本来、不自然だし

いつでもお腹が空けば食べられる環境で育つ子供は
「食べること」「食べられること」のありがたみを失う。

だから
旬の野菜・果物を旬の時期に「夏だね!」「冬だね!」なんて言いながら。
シュトーレンを「今年も1年が終わるね!」と。
ガレットデロワを「新しい1年ガンバロー!」っと。

楽しみながら笑いながら感謝しながら
味わっていくことが本当は大事なんじゃないか、な、っと。^^

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めっちゃ話がズレましたが
今年はスンバラシイ「シュトーレン」を手に入れたコトを
自慢する日記のはずでした。ぐははは

お店の方に「食べごろは明日」(今日のこと)と言われて
昨日1日どれだけ耐えたことか!

持ち帰る帰りの車の中で、生つばゴクンゴクン。笑

今日からクリスマスまで
うっすく、うっすく、スライスして
けっちけっち、けっちけっち・・・食べていく予定♪

息子もシュトーレンを見て、バンザイしていました。(う~ん、長野県民)

by soronoki | 2009-12-05 10:11 | * とあるお話

長野県佐久市


by soronoki